愛に振り回される
どうも。しがないニートです。
私は幸せに生きたいです。
幸せがないのなら、生きている意味が見出せません。
死にたいとはまた違う、
生きることに肯定的になれない感覚。
生きているだけで本当にしんどくなる。
そんな人生を何とか彩るために、
愛で自分を守らなきゃと、
江國香織先生が教えてくれました。
「生きる」「愛」
この２単語には、最近とても敏感。
『生きてるだけで、愛。』
こんな映画観ちゃったら、
自分の中のどろどろしたものが流れ出してきて、
でも何かすっきりするわけじゃなくて、
ああ、今そんなに幸せじゃないんだな
ってじわじわと気づかせてくる、そんな罪な映画。
菅田将暉まじかっけえわ。
原作の小説まで購入して、
何度も何度も、映画のラストシーンの部分を読み返した。
あんなに同じ個所だけ読み返すとか、
私の執念深さに驚きを隠せませんわ。
映画のタイトル、『生きてるだけで、愛。』
どういう意味なのかなってずっと考えてたわけよ。
なーんとなく言いたいことがわかりそうで、わかんない。
作中では、むしろ、
「生きてるだけで、こんなにもつらい」
って言葉が出てくるくらいで、
愛ってなんだよ、なめてんのかよと、
何度も何度も悪態をつきながら読み返してました。
でね、ようやく気付いた。
愛は、自分を守るものだけじゃなくて、
振り回してくる厄介なものなんだなと。
でも、人間はみんな病気なんだもん、（by 江國香織先生）
愛がないと、生きていけないわけよ。
一方的に愛するだけなら、
私の愛してやまないビール
だめだとわかっていても放してくれないタバコ
一瞬の快楽を与えてくれる二度寝
こいつらに従順に生きていればいいわけ。
でも、人間、愛を求めちゃうんですわ。
自分からの愛だけじゃ、自分を守れないときがあって、
そんな時は、自分以外から愛されないといけないわけですよ。
なんて厄介なものに作ってくれたんだ神様よおおおお
作品の主人公、寧子も言ってた、
「あたしはさ、あたしと別れられないんだよね」
自分からの愛がわかんなくなったとき、
自分のことが嫌になったときは、
自分は自分から逃げられねえんだよ。
「振り回すから。お願いだから楽しないでよ」
こっちは全力でぶつけるから、
そっちも全力で応えてくれと。
でも、誰かに何とかしてほしいわけじゃなくて、
愛に何とかしてほしいわけ。
相手が大事なんじゃない、
愛があってこその相手なんだと。
すっげえ真理見つけたと思ったけど、
見返したら鬼クソくせえこといってるだけじゃねえか。
でも、それが真理なのかよクソ野郎。
こうやって、愛に守られるためには
愛に振り回されないと幸せに生きていけないんだと、
人間は、生きてるだけでつらくなる前提なのかと、
そうやって、
愛を求めて
愛を与えて
愛に守られて
愛に振り回されて
生きてくしかねえんだなと、
25歳の師走に私は気づいてしまったんだよ。
くっそ、クリスマスとか滅びろ。
