愛のポートフォリオ
どうも。しがないニートです。
遊んでくれる友だちも思いつかず、
連れ出してくれる素敵な恋人もおらず、
カフェのタバコ臭え喫煙ルームで
本読むしかやることがない。
なんだかなー私の人生なんだかなー
愛に振り回されるなんて言いながら、
今は振り回してくれる人もおらず、
ヤニにまみれていくしかない虚しさよ。
とは言え、
振り回されるのってなんか癪じゃね？
と思って、ふつふつと考え始めたわけよ。
なんでこっちは振り回されないといけねえんだよ
って思わない普通？
今となっては振り回してほしいくらいやけど、
いざ振り回されて、
上げて下げられてを繰り返してると、
こっちだってしんどいじゃない。
何がいけないんだろ
期待するからよくないのか
でもさ、何も期待しない人生なんて、
なんの楽しみがあるっていうんだ。
無償の愛なんて、キリストは言うけど、
クリスマスが今は憎いから、
やつの言うことは聞かないでおく。
期待しちまうよこっちは！悪いか！
悪いはずがない、
期待してダメだった時に落ちるからダメなんだよ。
じゃあさ、
落ちすぎないように
色んなものに期待しとけば
リスク分散できんじゃね？
そりゃ、10個に期待して10個ダメだったら
死亡確定するしかないけど、
まぁ1/1よりマシじゃない。
何か一つにすがってるのは、
それは依存だから。
自分のコントロール外のことで、
自分にはどうしようもできずに、
自分の上げ下げ決められちゃうから。
依存してるって、すごい幸せなようで、
ほんとは色んなものを諦めてて、
しかも裏切られたらもう立ち直れなくなるから。
よくないよ、うん。
気をつけて私。
セックスすることで生きてることを感じる女たちって、
誰か特定の人に抱かれることがいいんじゃなくて、
セックス自体を求めてるから、
すんげえ賢いよね。見習いたい。
幸せに生きたいなら
色んなものから愛をもらおうとしないとだめなのね。
セックスもいいけど、
セックスだけからもらおうとしたら、
それはまた依存だから。
ヒトでもモノでも何でもいいから、
色んなもの好きになって、
気分によって入れ替えて、
１つに振り回されないように、
１つがダメでも他で満たされるようになれば、
私も大人になれるのかもしれない。
余裕がある大人になりたいもんだわ。
ビールだけじゃなくて、
ワインも日本酒もウイスキーも
みんなみんな、私は愛そうと思いました。
愛に振り回される
どうも。しがないニートです。
私は幸せに生きたいです。
幸せがないのなら、生きている意味が見出せません。
死にたいとはまた違う、
生きることに肯定的になれない感覚。
生きているだけで本当にしんどくなる。
そんな人生を何とか彩るために、
愛で自分を守らなきゃと、
江國香織先生が教えてくれました。
「生きる」「愛」
この２単語には、最近とても敏感。
『生きてるだけで、愛。』
こんな映画観ちゃったら、
自分の中のどろどろしたものが流れ出してきて、
でも何かすっきりするわけじゃなくて、
ああ、今そんなに幸せじゃないんだな
ってじわじわと気づかせてくる、そんな罪な映画。
菅田将暉まじかっけえわ。
原作の小説まで購入して、
何度も何度も、映画のラストシーンの部分を読み返した。
あんなに同じ個所だけ読み返すとか、
私の執念深さに驚きを隠せませんわ。
映画のタイトル、『生きてるだけで、愛。』
どういう意味なのかなってずっと考えてたわけよ。
なーんとなく言いたいことがわかりそうで、わかんない。
作中では、むしろ、
「生きてるだけで、こんなにもつらい」
って言葉が出てくるくらいで、
愛ってなんだよ、なめてんのかよと、
何度も何度も悪態をつきながら読み返してました。
でね、ようやく気付いた。
愛は、自分を守るものだけじゃなくて、
振り回してくる厄介なものなんだなと。
でも、人間はみんな病気なんだもん、（by 江國香織先生）
愛がないと、生きていけないわけよ。
一方的に愛するだけなら、
私の愛してやまないビール
だめだとわかっていても放してくれないタバコ
一瞬の快楽を与えてくれる二度寝
こいつらに従順に生きていればいいわけ。
でも、人間、愛を求めちゃうんですわ。
自分からの愛だけじゃ、自分を守れないときがあって、
そんな時は、自分以外から愛されないといけないわけですよ。
なんて厄介なものに作ってくれたんだ神様よおおおお
作品の主人公、寧子も言ってた、
「あたしはさ、あたしと別れられないんだよね」
自分からの愛がわかんなくなったとき、
自分のことが嫌になったときは、
自分は自分から逃げられねえんだよ。
「振り回すから。お願いだから楽しないでよ」
こっちは全力でぶつけるから、
そっちも全力で応えてくれと。
でも、誰かに何とかしてほしいわけじゃなくて、
愛に何とかしてほしいわけ。
相手が大事なんじゃない、
愛があってこその相手なんだと。
すっげえ真理見つけたと思ったけど、
見返したら鬼クソくせえこといってるだけじゃねえか。
でも、それが真理なのかよクソ野郎。
こうやって、愛に守られるためには
愛に振り回されないと幸せに生きていけないんだと、
人間は、生きてるだけでつらくなる前提なのかと、
そうやって、
愛を求めて
愛を与えて
愛に守られて
愛に振り回されて
生きてくしかねえんだなと、
25歳の師走に私は気づいてしまったんだよ。
くっそ、クリスマスとか滅びろ。
思いわずらうことなく愉しく生きたい
どうも。しがないニートです。
「感情の赴くままに生きよう」と思って
つらつらと文字にしたためてみて、
１冊の小説を思い出す。
江國香織先生の
『思いわずらうことなく愉しく生きよ』
３姉妹の女たちが、
それぞれに愛の形を探していて、
私は三女の育子に憧れる次女の治子タイプ。
「感情の赴くままに」って
「思いわずらうことなく」と同じじゃないかなって。
必ずしもポジティブな感情である必要なんてなくて、
あれは嫌だなー
って思うことを避けるようにすることも、
感情の赴くままになるんじゃないのかなって。
ネガティブな感情って、どうやっても付きまとってくる。
雨が降るだけで
その日の髪型が決まらないとき
料理したものが美味しくなかったとき
メンヘラ女じゃなくっても、人間誰でもネガティブな感情は突如やってくる。
ストーカー気質がすごいんだよ。
来るときは来るって前もって言っとけよ。
私は、ネガティブな感情にめっぽう弱い。
はあああああああああああああああああああああああああああああああ
と、とにかく何も手につかなくなる。
ネガティブの度合いに関係はなく。
あれ、私ってメンヘラなのか。
なんだよ、メンタルへらへらって。しゃきっとせい
でもでも、
江國先生はこんな言葉をこの小説で残している。
人間はみんな病気なのだ。一人一人みんな
自分を守るものを見つけないといけない。
だからこそ、３姉妹はそれぞれの愛の形を探している。
それぞれ違った形で。
どれだけ問題があっても、
その愛を守ろうとする。
愛は、人間の病気を紛らわせる
特効薬なんだななって気づいた大学時代だった。
でも、その病気は一生治らない。
ん？
愛？あい？アイ？AI？
愛ってなんだ？
じゃあ何か、
愛を持っていない人間は病気で死ねってか？？
落ち着け私。
結婚見据えてた相手に振られたからって、
こんなところで感情に赴くままに言葉にしてもむなしくなるだけだ。
愛って、別に人間相手、恋人相手だけじゃないもの。
好きな食べ物
好きな小説
好きな洋服
好きだなーって気持ちをぶつける。
そしたら愛だって生まれるし、
病気だってごまかせる。
そうやって、
思いわずらうことなく
好きなものに囲まれて
愉しく生きていきたい。
だから私は、
愛してやまないビールの３本目を空けながら、
幸せをかみしめるのだ。
感情の赴くままにってなんだろう
どうも。しがないニートです。
私は、何者なの？
そんな中二臭いことを思いつつ、
ＮＥＥＴって立派にアルファベットに自分に役割を与えられているようで、
どこか安心してる。
今までの人生、合理的に生きてきたつもり。
でも、なんかそんな人生に嫌になって、
感情の赴くままに生きてみよう
なんて一大決心をしてみる。
よーし、じゃあ始めるぞーって思って
じゃあ何したらいいんだろう刹那悩んでから
おろろ？
感情の赴くままってなんだ？
きっと、新垣結衣ちゃんや、向井理様、ひいてはマフィア感漂うゴーン氏にとっては
感情ってもっと崇高なものなんだろうと自己嫌悪にまみれながら
なかったことにするように、ぐびっと一口。
いやほんとに。感情って何だろう。
エモいって最近よく聞くけど。若者すごい。
ＪＫたちがヤバいを連呼してその地位を確立したように
エモいもきっと、その地位を築き上げていくんでしょう。
私は、乗り遅れないように、とりあえず
めっちゃエモーショナル
って連呼するようになりました。
あ、感情ってエモーションか。
と思ったその瞬間、パッションが脳裏によぎる。
それと同時に、
パッション屋良が瞳に映る。いや、お前はいらねえ。
あんな胸板の男性の腕枕ってときめくのかな。いや、ほんまにお前はいらねえ。
ふう。
エモーションとパッションね。
とりあえず西洋に倣って、このわけのわからない現状を打破しよう。改革じゃ
偏差値70 over の私の頭の中の辞書では、
emotion 自分の内側からふつふつと湧き出るもの
passion 他者から影響されて感化されるもの
の二つに分類される。まじ勉強しててよかった
じゃあ、感情の赴くままってどっちの感情？
私は前者でありたい。
他者を介してでないと見えない自分になんて価値はないと信じたい。
いやいやいや、
そんな人間強くできてねえよクソ野郎
まあとりあえずは、自分と他人の二軸はできたと。よし
じゃあ次は、東洋に浮気をして、「感情」を分解して、
情を感じるのね、と。
は？情ってなに？この文字見てもエロスしか思い浮かばない私は欲求不満？
いやいやと、冷静になる。
なんか、平安時代にありそうよね。情に似た概念って。
まじあわれ。まじおかし。
こんな感じでしょ？なんか1000年以上前だかしらないけど、現代に生きる私たちと大差ないからね？
やーでも、
結局は、何か見て、なんか詩とか歌ったりしてたんだもんね。
あー、感情ってパッションが近いのかって納得。
何かに感化されて、
「うわこれってとっても良い」
そう思ってとりあえずやってみることが、
私たち人間にとっての感情に赴くままになのねと、
西洋と東洋、そして平安が教えてくれる。
こっちは引きこもりニートだぞ？？？？？？
外界と接点持つのがつらいんじゃ！！！！！！！！
なめてんのか西洋！！！！！！！！！
馬鹿にしてんのか東洋！！！！！！！！！
適当にバズワード並べてんじゃねえぞ平安！！！！！！！！！！
私はとりあえず
感情の赴くままに２本目のビールに手を伸ばします。
